仕事術 守秘義務 と 告発義務 とでは、どちらが優先されるのでしょうか。

公務員の義務についての質問です。

仕事術 守秘義務 と 告発義務 とでは、どちらが優先されるのでしょうか。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14282662699

 

それとも、他人がした明らかな違法行為の場合は、守秘義務の対象外でしょうか。

 

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〇 ベストアンサー

違法行為の告発は公益を守るために必要なので守秘義務の対象外です。

 

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〇 別方の回答( 相談すればミスリード )

刑事訴訟法』第239条②項の告発義務と、『国家公務員法』第100条・『地方公務員法』第34条の守秘義務との競合関係ですね。

 

<< 守秘義務に該当する場合は告発義務はないとされています >>

 

刑事訴訟法』は公務員について、職務上の秘密であると申し立てがあった場合には、第103条で押収拒否・第144条で証人尋問拒否を認めています。

これらとの整合性からも告発義務は免除されると考えるのが適当です。

 

ただし告発義務がないのは告発してはいけないという意味ではありません。

正当な理由があれば守秘義務と競合する場合でも告発できるとされています。

どうした場合に告発できるかはケースバイケースです。

申し訳ないですが私は詳しい判例などは知りません。

 

 

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Ⓢ 平成三十年三月二十日提出  質問第一七二号

公務員の守秘義務内部告発に関する質問主意書 提出者 串田誠一

https://www.shugiin.go.jp/Internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a196172.htm

 

Ⓢ 衆議院議員串田誠一君提出公務員の守秘義務内部告発に関する質問に対する答弁書

 

答弁本文情報

平成三十年三月三十日受領 答弁第一七二号

内閣衆質一九六第一七二号 平成三十年三月三十日

内閣総理大臣 安倍晋三

 

衆議院議長 大島理森 殿

衆議院議員串田誠一君提出公務員の守秘義務内部告発に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。

 

Ⓢ 衆議院議員串田誠一君提出公務員の守秘義務内部告発に関する質問に対する答弁書

https://www.shugiin.go.jp/Internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b196172.htm

<< ・・犯罪行為などの反社会性が明白な行為の事実であり、国家公務員法第百条第一項に規定する「秘密」として保護するに値しないと考えられるため、そもそも、通報対象事実について、一般職の国家公務員が公益通報をしたとしても、同項の規定に違反するものではないと考えられる。 >>

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